シタデルカラーって?
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ミニチュアゲームメーカー、ゲームズワークショップの水性アクリル塗料、「シタデルカラー」。
白や黄色といった基本色から、錆や血のり、亀裂の走った地面を表現するための特殊な塗料など、その数はなんと200種類以上!
発色の良さと隠ぺい力、そしてその使いやすさも含め世界最高峰の塗料であることは間違いなし!
そしてゲームズワークショップの提唱する『シタデルペイントシステム』があなたのペイントをしっかりサポートしてくれます。
とはいえ最初は「ベース?レイヤー?シェイド?何が何だかわからないよ!」という感想を抱いてしまうと思います。
なのでこのページでは、誰でも簡単に、楽しく、それでいてハイクオリティなペイントが可能になるシタデルカラーと『シタデルペイントシステム』を紹介します。
シタデルペイントシステム
『シタデルペイントシステム』とは、豊富に用意されたカラーチャートの中から塗りたい色を選び、指定されたカラーチャートに従って色を塗り重ねていくことで誰にでもリアルなペイントが出来てしまうという画期的なシステムです。
![クラシックペイントシステム.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_49cc336fa33143debd8c3992695c793d~mv2.png/v1/fill/w_754,h_158,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0.png)
![コントラストシステム.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_76f3dab179b44d119dc9db88f5c0d52d~mv2.png/v1/fill/w_79,h_40,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0.png)
![IMG_6920.jpg](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_3e5a1c8dcec94088ad77a6781fb02cc2~mv2.jpg/v1/fill/w_68,h_136,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/IMG_6920.jpg)
![IMG_6921.jpg](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_350cdc463c164d9c8cbf565b3ebe2f3f~mv2.jpg/v1/fill/w_70,h_136,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/IMG_6921.jpg)
それでは、実際にシタデルカラーを使いながら、『シタデルペイントシステム』がどういうものかを簡単にご説明します。
![SPRAY.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_a9b5ad274a0d4178a7c899e994f2dfdc~mv2.png/v1/fill/w_114,h_71,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/SPRAY.png)
スプレー
![01.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_2025df3ef8364c37a9d5240483ae5d49~mv2.png/v1/fill/w_91,h_91,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/01.png)
プライマー入りのサーフェイサー(下地塗料)スプレー。
塗料の食いつきを良くするだけでなく、細かい傷や凹みを目立たなくさせ仕上がりを滑らかにする効果もあります。
スプレーのガス圧が強く、ムラなく仕上がるので非常に使い勝手の良いスプレーです。
黒と白下地用の2種類の他に、後述の「コントラスト」シリーズ使用の際に推奨されている、グレーとアイボリーのスプレーもあります。
![BASE.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_56e4ef8f617d4c0e90bf970d66b64067~mv2.png/v1/fill/w_114,h_71,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/BASE.png)
ベースカラー
![02.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_68b4c62cd4b0472c95f92a3be0fcbea6~mv2.png/v1/fill/w_91,h_91,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/02.png)
次に基礎となるベースカラーをペイントします。
「ベース」シリーズは非常に隠蔽力(いんぺいりょく)*の高いシリーズで、黒い下地の上から塗っても綺麗に発色します。
もしはみ出してしまった場合でも、完全に乾いた後に上から重ねて塗るだけで簡単に修正することができます。
また、いくつかのカラーには「ベース」シリーズと完全同色のスプレーも用意されており、それらを使用すれば大量のミニチュアや広い面積のベースカラーを短時間でムラなく塗装出来ます。
*隠蔽力とは下の色を隠す力のこと。隠蔽力が弱いと下の色が透けてしまい何度も重ね塗りを行わないとムラのない仕上がりを得られません。
![SHADE.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_ef48ce437b7a4ed8950d5d0207e6215e~mv2.png/v1/fill/w_114,h_71,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/SHADE.png)
シェイドカラー
![03.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_0e274f27235e443d94d1302b6b7b0e75~mv2.png/v1/fill/w_91,h_91,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/03.png)
シェイドカラーを使って影を入れていきます。
「シェイド」シリーズは、シャバシャバとした粘性の低い塗料で、そのままの濃度で使用します。
ベースカラーでペイントした箇所全体にまんべんなく塗布することで、パーツの溝や凹部に色が溜まり、自然な影を簡単に表現出来ます。
他のカラーシリーズ同様に、乾燥後はつや消しになりますが、グロス(GLOSS)とついているシリーズには光沢効果があります。
![LAYER.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_fbb9ba75176e4efb800aea03966fd5b9~mv2.png/v1/fill/w_114,h_71,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/LAYER.png)
レイヤーカラー
![04.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_a4bfba75b77d4d02b7a85bdacfdf72db~mv2.png/v1/fill/w_91,h_91,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/04.png)
「レイヤー」シリーズを使ってハイライト(明るい色)を入れていきます。
「シェイド」を使って作った凹部の影を残しながら、凸部に明るいカラーをペイントしていきます。
『シタデルペイントシステム』では、「このカラーの上にはこのカラーを重ねて塗るといいよ!」というカラーチャートが用意されているので、90色以上ある「レイヤー」カラーの中からでも迷うことなくレイヤリング・ハイライトの色を決めることが出来ます。
![TECHNICALandDRY.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_1901547d2db8418da65f5dee2733e8e3~mv2.png/v1/fill/w_114,h_71,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_3,enc_auto/TECHNICALandDRY.png)
テクニカルカラー・ドライカラー
![05.png](https://static.wixstatic.com/media/e69b1b_07329f5767da43ac878f70021ff56140~mv2.png/v1/fill/w_91,h_91,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/05.png)
「テクニカル」シリーズは、台座に盛り付けるだけで様々な種類の地面を作ることができるものや、血や膿を表現できるもの、シタデルカラー専用のうすめ液のようなものなど、特殊表現やワンステップ先のテクニックを手助けしてくれるシリーズ。
「ドライ」シリーズはその名の通り、ドライブラシ*用にデザインされたシリーズで、とても粘性が高いのが特徴。エッジ部分を際立たせるのはもちろん、広い部分に使用すれば簡単にリアルな質感の金属や木の表現が出来ます。
*ドライブラシとは水を使わず筆についた少量の塗料を、ミニチュアに擦りつけるようにペイントすることで凸部だけにカラーを付けることができるペイント方法です。