シタデルカラーって?

ミニチュアゲームメーカー、ゲームズワークショップの水性アクリル塗料、「シタデルカラー」。

白や黄色といった基本色から、錆や血のり、亀裂の走った地面を表現するための特殊な塗料など、その数はなんと200種類以上!

発色の良さと隠ぺい力、そしてその使いやすさも含め世界最高峰の塗料であることは間違いなし!

 

そしてゲームズワークショップの提唱する『シタデルペイントシステム』があなたのペイントをしっかりサポートしてくれます。

とはいえ最初は「ベース?レイヤー?シェイド?何が何だかわからないよ!」という感想を抱いてしまうと思います。

 

 なのでこのページでは、誰でも簡単に、楽しく、それでいてハイクオリティなペイントが可能になるシタデルカラーと『シタデルペイントシステム』を紹介します。

シタデルペイントシステム

『シタデルペイントシステム』とは、豊富に用意されたカラーチャートの中から塗りたい色を選び、指定されたカラーチャートに従って色を塗り重ねていくことで誰にでもリアルなペイントが出来てしまうという画期的なシステムです。

 

実際にシタデルカラーを使いながら、『シタデルペイントシステム』がどういうものかを簡単にご説明します。


スプレーで下地塗装



まずは「ケイオス・ブラック/Chaos Black」スプレーで黒の下地を作ります。

プライマー入りのサーフェイサー(下地塗料)なので、塗料の食いつきを良くするだけでなく、細かい傷や凹みを目立たなくさせ仕上がりを滑らかにする効果もあります。

スプレーのガス圧が強く、ムラなく仕上がるので非常に使い勝手の良いスプレーです。

白下地用の「コラックス・ホワイト/Corax White」もあります。


ベースカラー



次に基礎となるベースカラーをペイントします。

「ベース」シリーズは非常に隠蔽力(いんぺいりょく)*の高いシリーズで、黒い下地の上から塗っても綺麗に発色します。

もしはみ出してしまった場合でも、完全に乾いた後に上から重ねて塗るだけで簡単に修正することができます。

 

また、いくつかのカラーには「ベース」シリーズと完全同色のスプレーも用意されており、それらを使用すれば大量のミニチュアや広い面積のベースカラーを短時間でムラなく塗装出来ます。

 

*隠蔽力とは下の色を隠す力のこと。隠蔽力が弱いと下の色が透けてしまい何度も重ね塗りを行わないとムラのない仕上がりを得られません。



シェイド



シェイドカラーを使って影を入れていきます。

「シェイド」シリーズは、シャバシャバとした粘性の低い塗料で、そのままの濃度で使用します。

ベースカラーでペイントした箇所全体にまんべんなく塗布することで、パーツの溝や凹部に自然と色が溜まり、自然な影を簡単に表現出来ます。

基本的に乾燥後はつや消しになりますが、グロス(GLOSS)とついているシリーズには光沢効果があります。


レイヤリング・ハイライト



「レイヤー」「ドライ」シリーズを使ってハイライト(明るい色)を入れていきます。

「シェイド」を使って作った凹部の影を残しながら、凸部に明るいカラーをペイントしていきます。

『シタデルペイントシステム』では、「このカラーの上にはこのカラーを重ねて塗るといいよ!」というカラーチャートが用意されているので、100色以上ある「レイヤー」「ドライ」カラーの中からでも迷うことなくレイヤリング・ハイライトの色を決めることが出来ます。

 

「ドライ」シリーズはその名の通り、ドライブラシ*用にデザインされたシリーズで、とても粘性が高く(それこそ粘土のような!)エッジ部分を際立たせるのはもちろん、広い部分に使用すれば簡単にリアルな質感の金属や木の表現が出来ます。

 

*ドライブラシとは水を使わず筆についた少量の塗料を、ミニチュアに擦りつけるようにペイントすることで凸部だけにカラーを付けることができるペイント方法です。



ベースデコレート・トップコート



最後に地面を作り、塗料がはがれないようにコーティングを施して完成です。

「テクスチャ―」シリーズは、台座に盛り付けるだけで様々な種類の地面を作ることができる、特殊な粒子の入ったペースト状の塗料です。乾燥後に「シェイド」や「ドライ」を使うことで更にリアルな地面を表現できます。芝生や草花の素材を木工用ボンドで貼りつければリアルな「ミニチュア」フィギュアの完成です。



ベースデコレート・トップコートに関しては『シタデルペイントシステム』外の作業ですが、ミニチュア自体のペイントはすべてカラーチャートの手順に従って塗り重ねただけ!

骨部分はベースカラー「ザンドゥリ・ダスト/Zandri Dust」から左へ進み「スクリーミング・スカル/Screaming Slull」までの4色をペイント。鎧と斧は「リード・ベルチャー/Lead Belcher」から右へ進み、ドライブラシで古い金属の表現に挑戦してみました。斧の柄の部分は「ドライアド・バーク/Dryad Bark」からの派生カラーでペイントしています。

このカラーチャ-トを参考にすれば、混色一切なしで説得力のあるミニチュアペイントが出来てしまうのです。

 

また、今回紹介した塗料の他にも、「エッジ」「グレイズ」「テクニカル」シリーズなど、特殊な役割をもったシリーズが用意されています。それらについてはまたの機会に紹介します!

ミニチュアのペイントについて更に詳しく知りたい方は「ペイント入門」へ!


速乾!無臭!シタデルカラーを使ってみよう!

ボトルから出してサッと塗る!

臭いもしないお手軽水性アクリル塗料「シタデルカラー」の使い方をご紹介。


準備する

水の入ったコップ、パレットとキッチンペーパー(ペーパータオルなど水をよく吸うもの)、そして筆があればOK!

ジャイアントホビーでは、使ってそのまま捨てられるアルミホイルをパレットとして使用しています。

ボトルを手に取る

これからペイントするカラーを手に取りましょう。

可愛らしく、それでいて手になじむシタデルカラーのキュートなボトルを堪能しましょう。

よく振る

しっかりと指でホールドし、塗料が中で均一な濃度になるようによく振ります。

「シェイド」や「グレイズ」など粘性の低いカラーシリーズや、メタルカラーは成分が分離していることが多いので、特にしっかりと振りましょう。



塗料を取る

飛び散らないように慎重に蓋を開け、筆や調色スティックを使って塗料をパレットに移します。

よく振ってから開けると内蓋の突起部分に絶妙な量の塗料が溜まっているという、何とも機能的なボトルデザインです。

水を含ませる

塗料を薄めるために筆に水を含ませます。

色の種類や用途によって適した濃度には違いがあります。好みに合わせて筆に含ませる量を調整してください。

薄める

パレットに出した塗料を、水を含ませた筆でぐるぐると、慣らすように混ぜて薄めます。均一に混ざるようにしっかりぐるぐる。

ここで一度筆をしっかり洗い、余計な水分もふき取ってください。


筆を整える

筆先が広がっていたり、曲がっていたりすると筆のコントロールが難しいので、筆の先をまっすぐに整えましょう。筆の半分くらいまで塗料が含まれていればペイントするには十分です。

根本に塗料がついたままにしていると、筆が傷みやすくなってしまうので注意。

塗る

いよいよペイント。

下の色が透けてしまう場合は、完全に乾くのを待ってから塗り重ねていくと綺麗に仕上がります。

塗料の乾燥がとても速いので、同じ色を塗る場合でも筆を小まめに洗って水分をしっかり拭き取りながら作業してください。

パレットの上の塗料にもちょこちょこと水を足し、塗りやすい濃度を保ってあげましょう。

最後は綺麗に

ペイントが終わったら筆しっかり洗い、水分を拭き取りましょう。

シタデルカラーのボトルが密閉されていることの確認も忘れずに。


ミニチュアのペイントについて更に詳しく知りたい方は「ペイント入門」へ!