A day in the life.

前回のブログでジャイアントタケウチより「サイクロプス」企画停止という大事なお知らせをさせていただきました。今回は主観も存分に盛り込んだ形でわたくしジャイアントカトーがその内容を噛み砕いてみたいと思います。かなりの長文になってしまったのでどうしても暇な時間のあるときにでもダラッと読んでください。

 ジャイアントホビーに一つの区切りが訪れたということで、個人的な総括の意図も含んで振り返ってみましたが、何が言いたいのかよくわからん文章になっている可能性大です。何か伝わるものがあればいいなー。ただの思い出話になっちゃったかも・・・。


 さて、改めて振り返るとあっと言う間の2年半でした。皆さんに「サイクロプス」をお披露目した時から数えると2年半ですが、店舗をOPENしてから発売までの半年間、それまでに前職を辞めミニチュアを製作していた1年間、まだまだ漠然としていたけど自分達の店を作ることを前提にミニチュア製作の勉強をしていた期間まで含めると、僕らが「サイクロプス」というものに携わってきた年月はすでに5年以上にも及びます。む~、思えば遠くへ来たもんだ。

 

中野ブロードウェイ3Fトイレ前の袋小路に店を借り、まだまだ種類は少なかったけど自分達の作ったミニチュアを商品として壁にかけたときのドキドキ感は忘れられないです。そして店をOPENしてから「サイクロプス」を発売するまでの地獄の半年間が始まります(笑)。まだお客さんも少なかったので、店を営業しながらも日夜ゲーム作りに明け暮れていました。人目をはばかることなくオッサン二人がミニチュア片手に苦悶している姿をさらけていましたが、今思うとかなりシュールな光景だったんじゃないでしょうかね。夜の11時を過ぎると空調の停止するブロードウェイの中で、汗だくになりながら深夜までテストプレイをしたりもしていました。苦しい時期でしたが、そんな中でも通りがかりで興味を持ってくれる方や、期待してくれる方が多くいたことがとにかく励みになりました。

 

そしていよいよ「サイクロプス」発売。


 「もの」を生み出し完成させるというのはとても難しいことで、これは本当にエネルギーの必要な作業でした。僕はプライベートで音楽をやっていて、曲作りなどにも通じるものがあるのですが、「完成を決めるは自分だ」という点に難しさがあります。何かを完璧にコピーしようとしているわけではない以上、これにて「完成」という線引きを自分でしなければならないのです。

 芸事であればその評価に明確な基準もないので、まだ思い切ってさらけ出しやすいのですが、ゲームとなるとそう簡単にいかず、ましてや商売となると慎重にならざるを得ません。万人にとって完璧なものになどなり得ない以上、どこを切り捨て、どのような趣味嗜好の人に向けたものにするかという取捨選択を行い、これにて完成という決断を下さなければならないのです。切り捨てた部分を自覚しながら完成と銘打って引き金を引かねばならぬ、その決断に費やすエネルギーは相当なもんでした。

 

取捨選択といっても、それを実行するための具体的なお手当てについてはあまりにも経験値が不足しており、なかなかうまくいきませんでした。それでも何とか形になったのは、ずぶの素人だった僕らに意見をくださり、また手を貸してくれた多くの方々のおかげです。これには本当に本当に感謝しています。

 

その後はたくさんの方と出会い、そんな皆さんと素敵な思い出をたくさん共有してきました。最初は4卓から始まった「1dayリーグ」も、やがて5卓になり、6卓になり、酸欠になり・・・。サンプラザ中野を借りてやったりもしたねー。自分達の作ったミニチュアでみんなが楽しんでいる光景を見ると涙がでるほど嬉しかったもんです。これ、大げさじゃなくね。

 

 なんとなく「サイクロプス」の生い立ちについてクドクドと書いてきましたが、何を伝えたかったかというと、僕らにとって「サイクロプス」というゲームがどれほど大事で、いかに思い入れが詰まった作品であるかということです。


 今回の企画停止の決断を行うのは本当にきつかった。これぞまさに断腸の思いってやつです。

「サイクロプス」を通して知り合うことができた多くの方々や、いつも応援してくださる方々のことを考えると、今でも申し訳ないという思いでいっぱいになります。ただし決断をした以上、今後のジャイアントホビーが皆さんに何を見せていけるかが、気持ちに答えるための全てであると思っています。

 

「たくさんの人にミニチュアゲームの面白さを広めたい」という思いから、そのための一つのアプローチとして「サイクロプス」の販売を始め、今までミニチュアゲームをやったことがない、存在を知らなかった、という多くの人に触れて頂くことができました。はたから見ると小さな成果ではあったかもしれませんが、僕らのなかでは明らかな手ごたえを感じることはできました。

 今後は、今までの経験や反省点、今ある環境に基いた別のアプローチから、さらに多くの人にミニチュアゲームを楽しんでもらえるような店作り、企画作りをしていきたいと思っています。

 

うおぉぉぉーっ!!Waaaaaaagh!!

 

急にテンション上げてみましたが、とりあえず新年から早速商品ラインナップを増やしていきます。まずはミニチュア入りのもの限定で既存ボードゲームの取り扱いを開始します。

 

・タリスマン

・ディセント

・ケイオスインジオールドワールド

・ミドルアースクエスト

 

などが候補に挙がっていますが、まだ本決まりしていないので参考までに。決定次第、内容の紹介も合わせて後日ガシッとお伝えします。もちろんこれらのゲームに使うミニチュアのペイントサポートもがっつりやっていきますよ!!

 これら既存のボードゲームも、成型色でなく、ペイントしたミニチュアで遊ぶだけでグッと雰囲気がでて遊び心地が変わります。そんなミニチュアゲームの醍醐味の一部分をぜひ味わってもらいたいと思います。

 

さらに「ウォーハンマー40k」の長期キャンペーンも現在企画中です。こっちはまだ詰まっていないので、詳細はもうちょっと待ってね。

 

それと、12/23(月)、ひとまず最後の「1dayリーグ」が開催されます。無責任かもしれないけど「ひとまず」と付けさせて!!参加者まだまだ募集中です!!「ミニチュア塗り終わってない」とか、「参加したことない」とか、「見るだけ」とか、もー何でも良いので遊びに来てっ!!

 

というわけで、ジャイアントホビーはこれからも脳天気と神経質な中年オッサン二人が、経年劣化でボロボロの体に鞭打って悪戦苦闘頑張ってやっていきますので、

 

これからも応援よろしくお願いします!!

 

最後まで読んでくれてありがとー。 

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コメント: 3
  • #1

    たまき (日曜日, 22 12月 2013 03:18)

    メタルのミニチュアを塗るのは筆の感触が違うもので、。数少ないメタルミニチュアゲームのサイクロプス休止には寂しさを覚えてしまいます
    買ったまま戦場に出してやれなかったミニチュアもありますし(ていうか今塗ってるのも間に合うやら)。
    月曜は目一杯楽しませていただきます。

    その一方、ミニチュアボードゲーム、ウォーハンマー40Kキャンペーンと、次の展開を楽しみにしています。
    来年はよりミニチュアゲームを遊んでいこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

  • #2

    ジャイアントホビー (日曜日, 22 12月 2013 12:39)

    いつも暖かいお言葉をかけてくださり本当にありがとうございます。「サイクロプス」は企画停止の形となってしまいますが、今後もメタルミニチュアを使ったゲームは定期的にリリースしていくので、応援よろしくお願いいたします。
    月曜日は優勝目指して楽しんでください!!

  • #3

    ジョゼ山 (月曜日, 23 12月 2013 23:10)

    最後の定例ワンデイ、楽しませて貰いました。
    自分の影響でキルケゴールを使い始めたゆうやが勝ち抜く、おっさん冥利に尽きる展開ありがとうございました。

    是非、また季節ごとでも、開催を!